【FASHION】 久留米からの贈り物。これからの時季に最高のスニーカー。ヴァルカナイズ製法は要注目のトレンド。
気づけば夏は過ぎ去りすっかり秋めいてきました。そんな短い秋を目いっぱい楽しめ
る、そして冬のシーズンまで活躍間違いなしであろうスニーカーの紹介です。
- 久留米市が誇るシューズブランドmooonstar、発展の要はゴムにあり
- SHOES LIKE POTTERY 陶器のような靴とバルカナイズ製法
- まだまだたくさんある、moonstarで生み出されるスニーカー達
久留米市が誇るシューズブランドmooonstar、発展の要はゴムにあり
福岡県久留米市は日本酒製造や久留米餅などの伝統工芸が盛んな街で知られています。数ある産業の中で最も根幹をなすのが実はゴム産業です。
そんな久留米市に工場を構えるのが日本のスニーカーブランドmoonstar
ゴム産業の発展と共に長い年月をかけて地位を気づいてきた日本が誇るブランドのひとつです。
久留米市でスニーカーが盛んに作られるようになったきっかけは“つちやたび店”というひとつの足袋専門店。時代を先取りして足袋を作り始めます。
そこからアメリカのスニーカーを参考にした、靴底にゴムを貼った地下足袋を開発。独自のゴム加工技術を用いて久留米ならではのスニーカーを作っていったわけです。なんとそのスタートは1873年。145年間も靴作りに従事していることになります。
そんなmoonstar、たぶん一番有名なのは学校の中履きなのではないでしょうか?
毎年500万足もの中履きが売れているそうです。
SHOES LIKE POTTERY 陶器のような靴とバルカナイズ製法
今回買った靴がこちら
SHOES LIKE POTTERY color sand
直訳すると、陶器のような靴ということになります。
陶器といわれる所以はその作り方に由来しています。ソールの周りを生ゴムでぐるりと巻き、それからソールとアッパーをゴム糊でくっつけた後、これを釜に入れて文字通り焼くのです。これがバルカナイズ製法と呼ばれています。
これは加硫と呼ばれる手法で、メリットとして加水分解しづらい、水はけが良い、機密性が高いなどの特徴が有ります。また、この靴はアッパーの素材にケミカルコーティングされたキャンバス生地が使われており靴全体を通しても撥水性は抜群です。
さらにもう一足
DOEK SHOE INDUSTRIES / COURT BLAK
DOEKは発音でデュック。つまり現代のズック(中履き)をカジュアルに落とし込んだスニーカーです。先ほどのものと違って、つま先が外羽根式を採用。これはコンバースのジャックパーセルなどに見られる仕様で、そのような歴史あるファブリックへのリスペクトが見て取れます。
キャンバスには久留米産の生地を、織機は粗めの力織機が採用され無骨でしっかりした生地感です。
こちらはキャンバスには撥水加工はされていませんが、ソールはバルカナイズ製法で作られているため水が入ってくることはなく、加水分解の心配もありません。
今回購入した二足はどちらもGOOD WEAVER STOREで購入しました。
まだまだたくさんある、moonstarで生み出されるスニーカー達
ムーンスターで作られているおすすめのスニーカーを紹介します。
ALWEATHERシリーズ
全天候に対応したバルカナイズ製法スニーカー。2014年にSTUSSYとのコラボでローンチ。
toast foot and eye gear / jamfuture red
こちらも久留米の工場で生産されているtoast foot and eye gearのスニーカー。2019年3月ローンチです。下記から予約詳細に行けます。
以上、こだわり抜かれたスニーカーで秋を過ごしましょう!