Levi’s501をワイドパンツとして履く。アメリカのLevi’s shopと赤タブの小話と。

 

気づくとデニムを集めている自分がいる。今回もそうだ。またデニムを買ってしまった。これで501は3本目。特別これといった思い入れがあるわけでもないのになぜか手に取ってしまう。とりわけ年代物でもなければこれといった味も見いだせるわけではない。今までは半ば無意識的に501を購入していた。しかし3本目の購入を機になんとなく、僕が501を買う理由がわかった気がする。

 

どのデニムより自分だけの一本をカスタマイズできるからだ。ウエストとレングス、そしてカラー。この3つのパラメーターからなるほぼ無限大にある選択肢の中で、僕はその時の気分で最高の1本と出会う。きっとこれがなによりも自分の購買欲を刺激させるのだと思う。ここで買えなきゃ一生買えないぞと。

 

実は8月の頭から9月頭まで約1ヶ月、アメリカはサンフランシスコに行っていた。目的は語学研修とか観光とか色々。そのためにバイトでお金を貯めたし、かなり節制して生活していたと思う。

 

サンフランシスコといえば誰しも一回は聞いたことがあるであろう、ユニオンスクエアがあることで有名。元は一つの小さな公園だったが貿易や鉄道の発達によって一気に栄えた町である。よくデモとかも行われているし、リベラルティ意識の高い町という認識がある。このあたりはハイブランド店からナイキやアディダスといったアメリカを代表する有名ブランドのフラグショップが大集結した、おしゃれ御用達の通りが数多く点在している。僕も服好きの一人として時間を見つけて行ってきた。

 

 

もちろんアメリカを代表する繁華街。あたりまえのようにLevi’sショップだってある。

 

もともと501をワイドで履いてみたいという構想は出発前から自分の中にあった。というのも、これだと言えるワイドデニムに出会えていなかったからである。ドメブラが好きでよく着るのだがなかなか自分好みの色、ワイド加減、サイズ感でしっくりくるものがなかった。

 

だったらせっかくアメリカに行くのだし、自分でカスタマイズしてみようと。アメリカなら日本にないキングサイズがあるはずだ。というわけで購入したのがこちらである。

 

Levi’s501 アイスブルー W36/L32

 

 

 

 

Tenderのデニムの時みたいにダブルロールアップで履くつもりである。また、太めでロールアップしたときに、ちょうどくるぶしが隠れる程度に裾を調整してある。

色をアイスブルーにしたのは手持ちの黒のアイテムと合わせるため。黒色が好きでよく買ってしまうのだけれど、それとアイスブルーのデニムを合わせたいとずっと思っていた。

 

ワイドテーパードにする案も考えたがTenderがそれだったため今回はストレートの501に。

 

そしてなにより伝えたいのは今回買ったデニムの赤タブについてである。

 

なにか違和感を感じないだろうか?そう、このタブ、Levi’sの文字が入っていないのである。実はこれ10本に1本はこのような仕様になっているのだそう。なんでも、赤タブの裁断の関係でこうなるんだとか。ちょっとレアでなんとなく得した気分。ちなみに普通のLevi'sはこんな感じ。

 

まさに運命としか感じられない出会いを果たしたデニムと僕。ぜひとも長い付き合いにしていきたい。